おはようございます。 ジャック・ドーシーも出資するX(旧Twitter)オルタナティブ『Bluesky』が2月5日、ついに一般公開されました。招待限定での登録数は300万人。一般公開後の新規ユーザーは100万人を超えました。MAUで1.3億人にのぼるThreadsや、同じく1.8万人のマストドンに追随できるのか、注目が集まるかもしれません。
開示資料より作成
半導体IP大手のアームが2月7日、2023年10〜12月期決算を発表。売上高は前年比14%増の8.2億ドル。営業利益は同じく45%減の1.3億ドルだった。
一見した限りでは何の変哲もない結果だが、翌日の株価は48%もの急騰。時価総額は1,167億ドルへ膨らんだ。今なお発行済株式の90%を握るソフトバンクグループの株価も高騰。同社の持分は一日で340億ドル増えたことになる。
アームは1〜3月期にも8.5〜9億ドルへの増収を見込むが、一部のAI関連銘柄のように爆発的に伸びるといった形ではない。通期でも約32億ドルという売上予想で、前年比では約20%の成長となる。
それにも関わらず、株式市場がアームへの評価を大きく引き上げた背景には、今後の成長性がある。今回の記事では、AI時代の最重要企業の一つであるアーム最新決算について紹介する。
パランティアが2月5日、2023年10〜12月期決算を発表。売上高は6億ドル(前年比20%増)、営業利益は6,580万ドル(前年同期は1,783万ドルの赤字)へと拡大した。
通期での売上高は22.3億ドル(前年比17%増)。そのうち10億ドル(同20%増)が商業向けとなり、成長を牽引した。政府向けは12億ドル(同14%増)だった。
アレックス・カープCEOは、前四半期からの売上成長率が9%に加速したことを強調。「成長性はかつてないほど高まっている」などと発言し、株式市場からの期待を呼んだ。時間外株価は目下17%もの急騰を示した。
Snapが2月6日、2023年10〜12月期決算を発表。売上高は前年比4.7%増の13.6億ドルにとどまった。営業損失は2.5億ドルで、黒字化への道半ばという状況だ。
2023年9月から三か月ほどをかけ、同社の株価は二倍前後に上昇。投資家からの期待は高まっていた。今回の結果には大きく落胆したようで、翌日以降の株価は30%以上もの急落となった。
もはやお家芸のように、決算発表における株価暴落を繰り返してきたSnap。いわゆる「決算またぎ」が最も危険な銘柄の一つといって過言ではなかろう。
それでも創業者CEOのエヴァン・スピーゲルは「今年は長期の成功に向け三つの取り組みに注力する」と前を向く。一体何が同社の成長を押し下げているのか。そして、これからどのように打開する戦略なのだろうか。
アリババグループが2月7日、2023年10〜12月決算を発表。売上高は前年比5%増の2,603億元(≒367億ドル)、営業利益は同じく36%減の225億元(≒32億ドル)だった。
中国のインターネット企業は、このところ株式市場で厳しい評価が続いているが、アリババはその筆頭だ。株価は2020年10月をピークに四分の一以下まで低迷。決算発表後も一日で6%近く下落した。
抜本的なテコ入れとしてグループ企業を分割上場させる計画も発表したが、今のところ評価を変えるには至っていない。クラウド事業については分割を取りやめ、成長領域の一つとしてパブリッククラウドに注力する方針に変えている。
Amazonが2月1日、2023年10〜12月期決算を発表。売上高は1,700億ドル(前年比13.9%増)、営業利益は132億ドル(同4.8倍)だった。
アンディ・ジャシーCEOは事業の進捗、とりわけ「各事業で顧客体験がさらに良くなった」ことを喜んだ。ストア事業ではこれまでと同様、価格と利便性に注力。変わるトレンドより変わらない原則で前に進んでいくのがAmazon流だ。
「価格にこだわることはいつでも重要だ」とジャシーCEOは言う。とりわけ今のように、経済の不透明性が高い環境においては、多くの消費者が日々の支出を気に掛ける。
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