事業内容
メディア工房とその連結子会社4社は、デジタルコンテンツ、One to One、XR、SNSの4つの事業セグメントを展開しています。デジタルコンテンツ事業では、インターネット回線を通じて、主に女性向けの占いや記事コンテンツを提供しています。これには、ISPや自社Webサイト、各種プラットフォームを通じた占いコンテンツサービスが含まれます。
One to One事業では、ユーザーと占い師を電話やチャットで直接つなぐサービスを提供しており、占いと非占いの二つのカテゴリーに分かれています。占いサービスでは、電話占いやLINEを通じたお悩み鑑定を行い、非占いでは自社開発のアプリケーションの企画制作・運営を手がけています。
XR事業では、メディア工房が独自に開発したリアルタイム実写立体動画撮影技術「SUPERTRACK」を用いた撮影サービスやコンテンツ制作の受託、他企業とのIPアライアンスを推進しています。
SNS事業では、メディア工房と連結子会社が開発する多機能的なWebコミュニケーションのためのソーシャルプラットフォームの運営及びサービス企画を行っており、将来的にはMR技術の活用も視野に入れています。
これらの事業を通じて、メディア工房グループはデジタルコンテンツの提供から、新しい技術を活用したサービスまで、幅広い分野で事業を展開しています。
経営方針
メディア工房は、全てのステークホルダーとの良好な関係を基盤に、デジタルコミュニケーションを通じて人々の生活を豊かにすることを企業理念としています。同社は、収益増加と利益率向上に注力し、売上高経常利益率と自己資本利益率を重要な経営指標としています。2025年までに売上高経常利益率15%、自己資本利益率25%を目標に掲げ、2030年にはそれぞれ25%、30%の達成を目指しています。
中長期的な経営戦略として、メディア工房は占いコンテンツを中心に、女性の悩み解決にアプローチするサービスの提供を強化しています。これにより、占いコンテンツ企画・制作企業から、現役世代の女性を多面的に応援する企業への変容を目指しています。具体的には、ヘルスケア領域への進出やSNS事業収益の伸長を図り、新たな領域・事業への投資と育成により、安定的かつ長期的な収益確保と経営の多角化を推進しています。
また、財務面では資産の透明性を確保し、新規事業への挑戦を安定した内部留保によって支える健全な経営を行う方針です。これらの戦略を通じて、メディア工房は持続可能な成長を目指し、企業価値の最大化に努めています。