事業内容
新都ホールディングス及びその関連会社は、アパレル事業、不動産関連サービス事業、貿易事業の三つの主要セグメントで事業を展開しています。
アパレル事業では、カジュアルウェアの企画から生産委託、卸売までを手掛けており、Tシャツやトレーナーなどのカットソー商品がコアアイテムです。また、自社ブランドのマスターライセンスを使用したライセンス業務も行っており、カジュアルウェア以外の商品にもそのブランドを提供しています。さらに、中国の子会社を通じてユニフォーム事業も展開しています。
不動産関連サービス事業は、中華圏及び在日中国人を対象に、インバウンド不動産事業(開発、売買、仲介業務等)を行っています。このセグメントでは、特定の顧客層に特化したサービスを提供している点が特徴です。
貿易事業では、日用雑貨品や酒類の輸出入、ポリエチレンテレフタレート(PET)の輸入、プラスチック再生製品や廃金属の輸出入業務を行っています。また、プラスチック樹脂の加工・販売や、アルミニウムや銅を主体とする廃金属の輸出入貿易業務も手掛けており、中国国内市場においては、自社ブランドのユニフォーム事業も展開しています。
これらの事業を通じて、新都ホールディングスは多岐にわたる分野での事業展開を図り、様々なニーズに応えるサービスを提供しています。
経営方針
新都ホールディングスは、その成長戦略として、顧客に高品質なサービスを提供し、株主には適正な利益還元を行い、取引先とは公正なパートナーシップを築くことを基本使命としています。同社は、社会貢献と成長を目指し、「総合リサイクル企業」としての地位を確立することを経営の基本方針としています。この実現に向けて、公正で透明性の高い経営を行い、企業価値の継続的な向上と企業の社会的責任(CSR)の達成に努めています。
また、新都ホールディングスは、2030年に向けた温室ガス削減目標や2050年カーボンニュートラルという国家戦略に沿ったビジネスモデルの進化を図り、環境負荷の軽減に貢献することを目指しています。同社は、売上高の拡大と収益力強化を目的とした中期経営計画を策定し、貿易事業を中心に製品領域の拡大と営業強化に取り組んでいます。この一環として、廃金属の国内外貿易取引を開始し、関連製品の輸出入販売を強化しています。
経営環境においては、国際情勢や資源価格の変動に対応しつつ、廃棄物リサイクルサービス市場の成長に注目しています。同市場は、2027年までに776億米ドルに達すると予測されており、特に欧州と北米での成長が期待されています。
新都ホールディングスは、持続可能な成長を目指し、経営資源の効果的な配分による利益率の向上と強固な財務基盤の構築を重視しています。具体的には、総資産経常利益率の向上と自己資本比率の適切な水準の維持を目指しています。また、財務体質の改善、経営基盤の構築、コーポレートガバナンス体制の強化に取り組み、継続して経営改善に努めています。