事業内容
ハードオフコーポレーションとそのグループ会社は、リユース事業とフランチャイズ(FC)事業を中心に展開しています。リユース事業では、ハードオフ、オフハウス、モードオフ、ガレージオフ、ホビーオフ、リカーオフといったブランド名で、様々な商品の買取と販売を行っています。これらの店舗では、パソコン、オーディオ、ビジュアル機器、楽器、腕時計、カメラ、ブランド品、家具、インテリア、衣料品、自動車用品、トレーディングカード、ゲーム、フィギュア、酒類など、幅広いカテゴリーの商品を扱っています。
また、同社はブックオフコーポレーションのFC加盟店として、本、CD、DVD、ゲームソフトの買取・販売も手掛けています。FC事業では、上記リユースブランドの全国展開をサポートし、加盟店に対して商品供給や経営指導を提供しています。
連結子会社を通じて、国内外での事業展開も積極的に行っており、株式会社ハードオフファミリーは首都圏と長崎県で、株式会社エコプラスは北海道と東北地域で、それぞれリユース事業を展開。海外では、ECO TOWN USA INC.がアメリカ合衆国のカリフォルニア州とハワイ州で、台湾海德沃福股份有限公司(HARD OFF TAIWAN INC.)が台湾でリユースショップを運営しています。
その他の事業として、連結子会社リンクチャネル株式会社はシステム開発事業を行っており、ハードオフコーポレーショングループの多角的な事業展開を支えています。
特集記事
経営方針
ハードオフコーポレーションは、リユース事業を核として、独自の成長戦略を推進しています。同社は、理念経営を深化させ、リアル店舗を中心にしたオムニチャネル戦略「“Re”NK CHANNEL」を展開し、国内外でのリユース業界のリーディングカンパニーとして、循環型社会の構築に貢献することを目指しています。
中期経営計画では、「2025年1,000店舗体制」を目標に掲げ、四つの柱を中心に戦略を進めています。第一に、リアル店舗戦略では、地域密着型の店舗運営を強化し、店舗ごとの個性を活かした販売を推進しています。第二に、出店戦略では、地方都市を含む新たな市場への積極的な出店を行い、店舗網の拡大を図っています。
第三に、ネット戦略として、スマートフォンアプリの強化や公式ECサイト「オフモール」の運営を通じて、オンラインでの販売促進を図っています。第四に、海外戦略では、アメリカやアジア各国への出店を進め、日本のリユース文化の普及に努めています。
さらに、SDGsへの貢献を事業の一環として位置づけ、環境に優しいリユース事業を通じて社会課題の解決に取り組んでいます。これらの戦略を通じて、ハードオフコーポレーションは、業界のリーダーとして、環境と共生した企業活動を推進し、企業価値の向上を目指しています。