事業内容
UEX及びその子会社8社は、ステンレス鋼やその他の金属材料の販売、金属加工製品の製造・販売、機械装置の製造・販売、そしてエンジニアリングを主な事業としています。これらの事業は、UEXグループの幅広いニーズに対応するためのものです。
ステンレス鋼その他金属材料の販売事業では、UEXはステンレス鋼板、鋼管、条鋼などの金属材料を切断販売しています。令和特殊鋼株式会社やUEX管材株式会社などの子会社も、これらの材料の販売を手掛けています。日進ステンレス株式会社は半導体装置用ステンレス鋼管を、株式会社ナカタニは特殊鋼やステンレス鋼の鋳造品や鍛造品の加工販売を行っています。ステンレス急送株式会社は、グループ内での商品配送を担っています。
ステンレス鋼その他金属加工製品の製造・販売事業においては、株式会社大崎製作所がステンレス鋼製ウェザーカバーのOEM生産を、上海威克斯不銹鋼有限公司が中国国内でステンレス鋼管及び加工製品の製造・販売を行っています。
機械装置の製造・販売及びエンジニアリング事業では、上野エンジニアリング株式会社が食品や化学向けの一般産業用装置の設計・製作を手掛けています。これらの事業を通じて、UEXグループは多岐にわたる産業分野に対応する製品とサービスを提供しています。
経営方針
UEXは、ステンレス鋼やその他の金属材料の販売、金属加工製品の製造・販売、機械装置の製造・販売、エンジニアリング事業を展開しています。同社は、創業以来、ステンレス鋼の流通を通じて産業の発展に寄与し、企業理念として「日本一のステンレス・チタン商社として、世のため人のために役立ちたい」と掲げています。経営方針としては、価値ある流通機能の提供を通じて社会に貢献し、永続的な成長を目指すとともに、ステークホルダーの満足度向上を追求しています。
国内経済の不透明性やステンレス鋼業界の成熟化に直面している中、UEXは、高付加価値商品の販売強化や顧客ニーズに基づいた提案営業、新成長分野への営業体制構築を重点戦略としています。また、事業継続対策としての働き方改革にも取り組み、業務効率化を図っています。
さらに、UEXグループは、海外子会社を含めた企業集団間の連携強化、コーポレート・ガバナンスの強化、コンプライアンスの徹底による経営の透明性確保に注力しています。中長期的な目標として、営業利益の絶対額及び営業利益率の目標値設定、資本効率の尺度としてROEを経営指標に採用し、キャッシュ・フローの充実を目指しています。
これらの戦略を通じて、UEXは、国内外の厳しい市場環境の中でも、持続可能な成長を目指し、企業価値の向上に努めています。