事業内容
アイエックス・ナレッジは、情報サービス業を単一の事業セグメントとして展開しています。同社は、独立系のシステムインテグレーターとして、業種や業態を問わず、メーカーやベンダー製品に依存しない立場から、一貫したサービスを提供することを強みとしています。
同社の事業は大きく分けて、コンサルティング及びシステムインテグレーションサービス、システムマネージメントサービス、そして商品販売に分類されます。コンサルティング及びシステムインテグレーションサービスでは、ITコンサルタントやエンジニアが、システムのデザインから開発、導入、保守に至るまで、先進のITを駆使して最適なソリューションを提供します。また、システム検証サービスを通じて、業務要件の実現性やシステム品質の妥当性などを検証します。
システムマネージメントサービスでは、24時間365日体制での稼働監視や障害対応、ヘルプデスク業務など、システム運用全般に関わるサポートを提供しています。これには、運用業務のアウトソーシングや運用設計、基盤構築なども含まれます。
商品販売においては、パッケージソリューションなど、比較的低コストで導入が容易な製品を取り扱っています。これにはソフトウェアプロダクト、コンピュータ及び関連機器消耗品の販売が含まれます。
アイエックス・ナレッジの連結子会社及び持分法適用関連会社も、情報サービス及びそれに付帯する業務を行っており、グループ全体で幅広いITサービスを提供しています。
経営方針
アイエックス・ナレッジは、情報サービス業界において、独立系システムインテグレーターとしての地位を確立しています。同社は、業種や業態を問わず、メーカーやベンダー製品に依存しない一貫したサービス提供を強みとしており、コンサルティング及びシステムインテグレーションサービス、システムマネージメントサービス、商品販売を主要事業としています。
成長戦略として、同社は「中核事業の拡大」「次期成長事業の創出」「事業基盤の強化」を三本柱に掲げています。これらを実現するために、営業体制、開発体制、案件対応力の強化、デジタル化(DX)への対応、中長期的な積極的な投資活動を重点的に取り組むことで、事業基盤の強化を目指しています。
特に、中核事業の拡大においては、顧客のDXシフトを支援し、クラウド事業の拡大に注力しています。次期成長事業の創出では、オープンイノベーションを通じて、デジタル先端技術を活用したビジネスイノベーションに取り組んでいます。また、事業基盤の強化に関しては、働き方改革の継続、社内デジタル基盤の強化、女性活躍の推進、キャリア形成の促進、健康に配慮した経営の追求など、人的資本経営を念頭に置いた施策を実施しています。
これらの取り組みを通じて、同社は2026年3月期に売上高245億円、営業利益18.7億円の達成を目標としています。また、SDGs宣言の下、持続可能な社会の実現に貢献することも目指しています。これらの戦略は、コロナ禍がもたらした急激な社会変化に対応し、顧客や社会に対する高付加価値サービスの提供を目指すものです。