事業内容
セゾン情報システムズとそのグループ会社は、複数の事業セグメントを展開しています。主要なセグメントには、HULFT事業、データプラットフォーム事業、流通ITサービス事業、フィナンシャルITサービス事業があります。
HULFT事業では、国内データ連携ソフトウェアのスタンダードとされる「HULFT」製品群と「DataSpider」製品群の販売とサポートサービスを提供しています。これらの製品は、企業のデータ連携ニーズに応えるためのものです。
データプラットフォーム事業は、企業内外のシステムやデータを有力なSaaSサービスと連携させることで、業務の効率化や経営情報の可視化を支援するサービスを展開しています。このセグメントは、HULFTとDataSpiderを活用したプラットフォームビジネスの拡大を目指しています。
流通ITサービス事業では、流通小売業を中心に、システム開発から運用までをサポートし、DX化を推進しています。このセグメントは、流通小売業や航空業界など幅広い分野に対応しています。
フィナンシャルITサービス事業は、金融業界に特化し、クレジットカード会社などのシステム開発から運用までを手がけています。このセグメントでは、金融業界のDX化を支援しています。
これらの事業セグメントを通じて、セゾン情報システムズは、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援し、効率的なビジネス運営と経営刷新に貢献しています。
経営方針
セゾン情報システムズは、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を核とした成長戦略を推進しています。同社は、世界中のデータをつなぎ、誰もがデータを活用できる社会を目指すという新たなミッションを掲げ、顧客中心主義、積極的な行動、相互尊重の価値観を基盤に事業を展開しています。
経営指標としては、ROE20%以上の恒常的達成と株主総利回り(TSR)の向上を目標に掲げており、これを達成するために中長期的な企業価値の向上を追求しています。特に、DX推進を支える「つなぐ価値とテクノロジー」の提供に注力し、iPaaSプラットフォーム「HULFT Square」を中心にデータ連携ビジネスの強化を図っています。
組織体制の変革も進めており、CTO、CFO、CHROを設置し、事業別組織から機能別組織への改組を行いました。これにより、データ連携ビジネスをより機能的に展開し、企業価値の向上を目指しています。
さらに、事業構造の変革を進めるため、「4つのシフト」を実施しています。これには、データ連携ビジネスへの全社的な注力、次世代データエンジニアの育成、機能型組織への再編、リスキリングとエンジニアリングの強化が含まれます。これらの取り組みを通じて、セゾン情報システムズは、データを活用した社会の実現に向けて、事業の成長と企業価値の向上を目指しています。