事業内容
SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ及びそのグループ会社は、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。同社は純粋持株会社として、子会社の管理・統括やグループ経営企画、会計・人事・総務等の管理事務代行、不動産賃貸、グループファイナンスのほか、IT関連企業の起業支援・育成を手掛けています。
出版事業では、株式会社翔泳社を通じて、コンピュータ関連書籍の発行・販売、コンピュータ関連のカンファレンス・教育、技術情報のWeb提供、一般書籍・海外翻訳書籍の発行・販売、自社刊行書籍の直販サイト販売、電子書籍の販売、その他コンピュータ関連商品・サービスの販売を行っています。
コーポレートサービス事業では、株式会社SEデザインが、情報技術関連企業を対象に製品付随物・同封物の企画・製造請負、マーケティング・販売促進サービス、技術者向けのサポートサービス、企業PR/IRサポートサービスを提供しています。
ソフトウェア・ネットワーク事業においては、SEモバイル・アンド・オンライン株式会社が、Webサービスの企画・開発・運営やソーシャルゲーム・スマートフォンアプリの開発を手掛けています。
教育・人材事業では、株式会社SEプラスが、医療業界関連の転職支援・求人サイト運営やIT人材の教育・研修を行っています。
投資運用事業に関しては、SEインベストメント株式会社とSEホールディングス・アンド・インキュベーションズ株式会社が、有価証券投資や不動産賃貸を展開しています。
これらの事業セグメントを通じて、SEホールディングス・アンド・インキュベーションズグループは、多様なニーズに応える幅広いサービスを提供しています。
経営方針
SEホールディングス・アンド・インキュベーションズは、情報産業市場を中心に、社会に貢献しながら成長を目指す企業集団です。同社は、市場の活性化と新しいプレーヤーの参加を促すため、事業者のインキュベーションに力を入れています。また、事業基盤の構築を通じてリスクを減少させ、成長効率を向上させる経営方針を採用しています。
同社グループは、成長性と収益性の向上を最優先課題とし、売上高経常利益率5%の継続的確保を目標としています。中長期的な経営戦略として、既存事業の成長に加え、新規事業の展開、戦略的投資やM&Aを積極的に活用し、グループ全体の価値向上を図っています。
経営環境においては、デジタルトランスフォーメーションの加速や新型コロナウイルス感染症の影響により、情報産業市場はプラス成長を続けています。しかし、ロシアのウクライナ侵攻によるインフレやコロナ特需の終息など、一定のマイナス影響も予想されます。
重点課題として、事業会社各社の成長基盤の構築・整備、新規収益基盤の創出、事業会社経営人材の拡充と育成、収益基盤の質の多様性による長期成長基盤の充実を挙げています。これらの課題に対応することで、SEホールディングス・アンド・インキュベーションズは、不確実な事業環境の中でも安定的な長期成長を目指しています。