事業内容
三谷産業は、化学品、空調設備工事、情報システム、樹脂・エレクトロニクス、エネルギー、住宅設備機器の6つの主要事業セグメントを持つ多角的な事業を展開しています。これらに加え、コンピュータや事務機器等の消耗品販売などのその他の事業も手がけており、合計で7つの事業セグメントを形成しています。
化学品関連事業では、塩酸や硫酸などの無機・有機化学品の販売、健康食品素材や機能性樹脂などの機能性材料の受託製造・販売、医薬中間体や医薬品原薬の製造・販売などを行っています。空調設備工事関連事業では、空調設備や給排水衛生設備の設計・施工、電気工事・内装工事などを提供しています。
情報システム関連事業では、システムインテグレーションサービス、パッケージソフトウェアの開発・販売、情報インフラの構築、ハードウェアの保守、システムの保守・運用サポートサービス、アウトソーシングサービスなどを展開しています。樹脂・エレクトロニクス関連事業では、金型の設計・製造・販売、樹脂成形品や電子部品の製造・販売を手がけています。
エネルギー関連事業では、石油製品の販売やLPガス、家庭用燃料電池、太陽光発電システムの販売を行っており、住宅設備機器関連事業では、ユニットバスやシステムキッチンなどの住宅機器の販売・設計・施工、家具の開発・製造・販売などを提供しています。
その他の事業としては、コンピュータ・事務機器等の消耗品販売、移動体通信機器の販売、名刺・カード印刷、旅行代理店業務、オフィスビル等の保全管理、人材派遣、ベトナムグループ会社の業務管理・人事労働管理など、多岐にわたるサービスを展開しています。
経営方針
三谷産業は、化学品、空調設備工事、情報システム、樹脂・エレクトロニクス、エネルギー、住宅設備機器の6つの主要事業セグメントを中心に、多角的なビジネスを展開しています。同社は、お客様とのビジネスを軸に、仕入先、地域社会、株主、社員・役員といった関係者間で調和を作り上げることを基本方針としています。また、短期的な課題解決と中長期的な価値創出、社会の持続的な発展においてバランスのとれた最適解を追求することを目指しています。
同社は、複数の事業セグメントを通じて、商社、メーカー、コンサルタントとしての役割を果たし、業界をつなぐ重要な結び目となることを戦略としています。さらに、「Company Well-being Index」を策定し、財務的側面と非財務的側面からバランスのとれた経営を推進しています。
次期の業績見通しでは、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益を客観的な経営上の目標として掲げています。具体的な施策としては、化学品関連事業では、既存顧客への取扱品目の拡大や新規エリア・分野の開拓、医薬品原薬の取引拡大、機能性素材の受託製造拡大、環境ビジネスの事業創造などに努めます。情報システム関連事業では、クラウド関連事業の独自サービス創出、オリジナルソリューション事業の製品競争力強化、ベトナムでのシステム開発事業の拡大などを推進します。
空調設備工事関連事業では、総合リノベーション体制の構築、ICTの活用による施工現場の負荷低減、BIMに対応できる技術者の育成などに取り組みます。エネルギー関連事業では、新規顧客獲得や省エネ・環境領域での提案活動を強化します。住宅設備機器関連事業では、非住宅の新築・リニューアル案件獲得、オリジナル製品の拡販、高級バスタブブランドのブランドポジション確立などに注力します。
これらの施策を通じて、三谷産業は持続的な成長と社会貢献を目指しています。