事業内容
しまむらは、衣料品を中心としたソフトグッズの販売を行うチェーンストアを展開しています。しまむらとその子会社で構成される企業集団は、主に「ファッションセンターしまむら」を基幹とし、さまざまな事業を展開しています。
「ファッションセンターしまむら」は、20代から60代の女性とその家族をターゲットに、最新のトレンドファッションから日常生活で使用する実用衣料、寝具、インテリアまでを取り扱う総合衣料品店です。「しまむら安心価格」で豊富な品揃えを提供しています。
「アベイル」は、10代から40代をターゲットにしたヤングカジュアルの専門店です。レディース・メンズ衣料、シューズ、服飾雑貨をトータルコーディネートできる商品を、リーズナブルな価格で提供しています。
「バースデイ」は、出産から育児、小学校までのシーンに対応したベビー・子供用品の専門店です。オリジナル商品を含む幅広い商品を「高感度・高品質・高機能」で提供しています。
「シャンブル」は、10代から60代の女性をターゲットにした雑貨と婦人ファッションの専門店です。雑貨、インテリア、衣料品、服飾雑貨などを取り揃え、ライフスタイルを提案しています。
「ディバロ」は、20代から50代の女性とその家族をターゲットにしたファッショングッズの専門店です。婦人の衣料、服飾雑貨、靴を全身コーディネートできる品揃えで、家族単位での買い物環境を提供しています。
また、しまむらは台湾においても「ファッションセンターしまむら」と同様の衣料品販売事業を展開しています。これにより、しまむらの事業は国内外で広がりを見せています。
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経営方針
しまむらは、長期的な成長を目指し、「長期経営計画2030」を策定しています。この計画では、既存店の成長と新規出店を通じて商圏シェアを拡大し、地域の顧客に魅力的な商品とサービスを提供することを目指しています。特に、事業ポートフォリオの再構築やEC事業の拡大、新たな海外展開を含む新規事業の研究が進められています。
また、しまむらは「中期経営計画2027」を通じて、2027年までに売上高7,250億円、営業利益率9.2%を目標としています。この計画では、社員全員の創意工夫を活かし、既存店の業績向上と積極的な出店を通じて事業規模を拡大し、効率的な運営で収益性を高めることを目指しています。
しまむらは、商品力と販売力の強化を重点課題とし、ヒット商品の開発や自社ブランドの進化を図っています。さらに、デジタル化を推進し、店舗オペレーションの再構築やEC事業の拡大を進めています。これにより、顧客ターゲット層の拡大と新規商品の発掘を目指しています。
ESG活動にも注力しており、プラスチックごみの削減やサステナブル商品の開発を推進しています。サプライチェーンにおける環境・人権への配慮を強化し、社員のダイバーシティ推進とガバナンス体制の強化を図っています。これにより、持続可能な社会の実現と企業価値の向上を目指しています。