事業内容
中広グループは、中広を含む連結子会社4社と関連会社2社で構成されており、主にフリーマガジン『ハッピーメディア(R)』の発行・運用、広告代理業務、販売促進策の企画運営などのセールスプロモーションを行っています。同社の事業は大きく分けて「メディア広告事業」と「その他(EC事業)」の2つのセグメントに分類されます。
メディア広告事業では、『地域みっちゃく生活情報誌(R)』、『住もーね』、『ままここっと(R)』、『Start![スタート!]』などの紙媒体の発行に加え、クーポンアプリ「フリモ」、求人情報「まちJOB」、オンラインショッピングサイト「フリモール」などのインターネット媒体を運営しています。これらのメディアは、地域情報や生活に役立つ広告を提供し、地域経済の活性化に貢献しています。
また、広告SP事業では、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インターネット広告など、多様な媒体を通じて広告戦略の立案から販売促進計画の実施までをサポートしています。これにより、広告主のニーズに応える総合的な広告サービスを提供しています。
その他の事業として、EC事業があり、インターネットを通じた通信販売を行っています。これにより、中広グループはデジタルとアナログの両面から、地域社会の課題解決に貢献するサービスを展開しています。
経営方針
中広グループは、地域社会への貢献を理念に掲げ、広告業を通じて地域経済の活性化を目指しています。同社は、持続的な成長と安定的な収益確保の両立を重視し、企業価値の向上を目指しています。経営方針においては、地域でのローカル事業を営みつつ、グローバルな企業を目指すこと、セールスプロモーション事業とメディア事業を通じて地域社会への貢献を追求することが挙げられています。
中広グループは、地域フリーマガジンの発行エリア拡大と県内世帯到達率の向上を図り、地域密着型のエリア広告としての定着を目指しています。また、デジタルシフトの中で紙の広告メディアの優位性を維持し、地域経済の活性化に貢献することを経営戦略の一環としています。
次期経営テーマ「不易流行」のもと、「ABCX」(Advertising、Business、中広&地域、X/transformation)をスローガンに掲げ、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進、ポスティング型フリーメディアのビジネスモデルの深化、地域経済の活性化や課題解決への取り組みを進めています。具体的には、広告の効果測定と分析の進化、クーポンアプリ「フリモ」や求人情報「まちJOB」の情報量や利便性の向上、地域クライアントの経営課題解決に資するDX商材の充実などを図っています。
また、中広グループは、事業の拡大と収益力の向上、DX化の強化推進、コスト削減、人的リソースの確保及び育成、CSV活動などを優先的に対処すべき課題としています。これらの取り組みを通じて、地域経済の活性化や地域課題の解決を継続して推進し、中期的な数値目標の達成を目指しています。