ブロードエンタープライズは、インターネットサービス事業を主軸に展開している企業です。同社は、マンションオーナー、不動産管理会社、ハウスメーカーなどが建築・管理する集合住宅を対象に、インターネット関連サービスを提供しています。その主要サービスは「B-CUBIC」というブランド名で、光回線を用いたインターネットシステムの導入工事から、導入後のインターネット接続環境の維持、保守サービスまでを総合的に手がけています。

「B-CUBIC」は、マンションの全居室にインターネット環境を一斉に導入する「全戸一括型」のサービスで、入居者からの申し込みが不要であり、利用も無料です。さらに、同社は「B-CUBIC」の提供に加え、IoT商材である顔認証付きIoTインターフォンシステム「BRO-LOCK」やスマートカメラ、スマートロックなどの周辺設備も提供しています。これらのサービスは、物件の付加価値を高め、入居率の向上に貢献しています。

「BRO-LOCK」は、マンションのエントランスをオートロック化するためのシステムで、顔認証やICカード認証など複数の解錠方法を提供し、外出先からの来訪者応答や訪問履歴の確認が可能です。これらのサービスは、初期導入費用が無料で、インターネットを介して様々な住宅設備と連携できることが特徴です。

ブロードエンタープライズは、インターネット需要に対するインフラ提供や、マンションのセキュリティ・防犯面の強化、空室問題の解決など、社会課題に対する解決策を提供し、社会に貢献することを目指しています。そのために、収益力の向上と財務の安定化を重要視して事業を展開しています。

ブロードエンタープライズは、インターネットサービス事業を軸に、顧客満足、社員満足、社会貢献を経営理念として掲げています。同社は、インターネット需要の増加に伴い、インフラ提供やマンションのセキュリティ・防犯面の強化、空室問題の解決を目指すIoT商材の提供を通じて、社会課題の解決に貢献しています。特に、マンションオーナーや不動産管理会社向けに「B-CUBIC」ブランドでインターネット関連サービスを提供し、物件の付加価値向上と入居率の向上に貢献しています。

同社は、インターネットサービス事業における提供棟数を重要な指標としており、契約期間を通じて継続的な収益を計上するビジネスモデルを採用しています。これにより、将来の安定的な売上高の源泉を確保しています。また、新型コロナウイルス感染症の拡大によるテレワークの普及が、インターネット環境の重要性を一層高めており、賃貸住宅におけるインターネット接続環境の導入需要が増加しています。

ブロードエンタープライズは、成長段階にある企業として、業務運営の効率化やリスク管理のための内部管理体制の強化を重要な課題と捉えています。事業規模の拡大に伴い、人的補充を行いながら、コンプライアンス体制の強化やコーポレート・ガバナンス機能の充実を図る方針です。これらの取り組みを通じて、収益力の向上と財務の安定化を目指し、持続可能な成長を追求しています。