事業内容
ユミルリンクは、メッセージングソリューション事業を展開し、法人のデジタルコミュニケーションとマーケティング活動を支援しています。同社は、テクノロジーとサービスを通じて、企業理念に基づき、消費者や社員とのエンゲージメント向上を目指しています。
ユミルリンクの主力製品は「Cuenote(キューノート)」シリーズで、法人のマーケティングやコミュニケーション活動を支援するメッセージングプラットフォームです。このシリーズは、メール配信やSMS、Webアンケート、安否確認など多岐にわたるサービスを提供しています。
「Cuenote」シリーズは、SaaS形式とソフトウエア形式で提供され、企業や自治体に向けてサービスを展開しています。SaaS形式では、インターネット経由でソフトウエアをサービスとして提供し、利用者は短期間でサービスを開始できます。
「Cuenote FC」は、数百万件のメールを高速配信するメール配信システムで、マーケティング活動において重要な役割を果たします。また、「Cuenote SR-S」は、トランザクションメールを確実に届けるためのメールリレーシステムです。
「Cuenote SMS」は、企業から個人向けにSMSを配信するサービスで、本人認証や重要な通知に利用されます。「Cuenote Auth」は、認証コードの生成や通知を簡単に実装できる認証サービスです。
「Cuenote Survey」は、Webアンケートや問い合わせフォームを簡単に作成できるシステムで、顧客満足度調査やアンケートに利用されます。「Cuenote 安否確認サービス」は、災害時に従業員の安否確認を行うためのサービスです。
ユミルリンクは、これらのサービスを通じて、法人のデジタルコミュニケーションを支援し、安定した収益基盤を築いています。販売代理店を活用することで、事業拡大を図っています。
特集記事
経営方針
ユミルリンクは、成長戦略として「SaaS事業成長」と「顧客価値向上」を掲げています。これにより、健全な事業拡大を目指し、提供サービスの拡充や開発力の強化に注力しています。特に、メッセージングプラットフォーム「Cuenote」の機能を強化し、顧客の利便性を高める取り組みを進めています。
同社は、技術力とノウハウを活かし、顧客ニーズに応じたサービスを提供しています。2024年には「Cuenote SMS」の機能を拡充し、Salesforceやkintoneとの連携を開始しました。これにより、業務効率化を図り、顧客体験の向上を目指しています。
また、ユミルリンクは開発力の強化にも力を入れています。新規サービスや既存サービスの機能開発を進めるため、技術者の採用を積極的に行っています。東京、大阪、北海道に拠点を持ち、継続的な開発力強化の基盤整備を推進しています。
基盤設備の増強も重要な戦略の一環です。新技術を採用したSaaS用のサービス基盤設備を開設し、システムの可用性や拡張性を向上させています。これにより、顧客から高い評価を得ており、今後も適切な設備投資を続ける方針です。
さらに、ユミルリンクはプロモーション活動を強化し、Cuenoteブランドの認知度向上を図っています。オンラインプロモーションや展示会への出展を通じて、営業機会の創出と既存顧客へのサービス活用方法の提示を行っています。
内部管理体制の強化も重視しており、コーポレート・ガバナンスの強化を進めています。効率的で透明性の高い経営を実現し、企業価値の向上を目指しています。これにより、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図っています。