アイスコ【7698】 スタンダード(内国株式)

アイスクリーム・冷凍食品の卸売業、フローズン専門店「FROZEN JOE'S」の運営、食品スーパーマーケット「スーパー生鮮館TAIGA」の展開を行う。

アイスコ【7698】 スタンダード(内国株式)

アイスクリーム・冷凍食品の卸売業、フローズン専門店「FROZEN JOE'S」の運営、食品スーパーマーケット「スーパー生鮮館TAIGA」の展開を行う。

事業内容

アイスコは、多岐にわたる事業セグメントを展開している企業です。同社は、「I Care Everybody Company ~あらゆる人々に慈しみの心をもって接する企業でありたい~」という企業理念のもと、フローズン事業とスーパーマーケット事業の二つの主要な事業セグメントを持っています。

フローズン事業では、関東及び東海エリアを中心に13拠点の物流センター・営業所と約300台の配送用トラックを所有し、ドラッグストアや食品スーパー等の小売店に市販用冷凍食品及びアイスクリームの卸売を行っています。新型コロナウイルスの影響で内食・中食需要が拡大する中、同社は冷凍食品・アイスクリームの専門知識を持つ営業担当者を通じて、小売業のニーズに応える商品提案を行っています。また、フローズン専門店「FROZEN JOE'S」の運営も行っており、一般の小売店では取り扱いの少ない全国各地から取り寄せたこだわりの冷凍食品を展開しています。

スーパーマーケット事業では、神奈川県を中心に「スーパー生鮮館TAIGA」を6店舗、テナントとして1店舗展開しています。同社は生鮮3品(青果・鮮魚・精肉)に注力し、鮮度・品質・品揃え・価格にこだわり、大手スーパーとの差別化を図っています。出店立地の環境に応じた店舗展開を進め、鮮度を重視するために早朝に市場で担当バイヤーが買い付けた商品をその日のうちに店頭に並べる、当日仕入れ当日販売を行っています。

アイスコは、これらの事業を通じて、食を通じた社会貢献を目標に、常にお客様に喜んでいただくことを目指しています。

経営方針

アイスコは、「I Care Everybody Company」を企業理念とし、顧客第一を徹底しながら事業拡大に努めています。同社は、10年ビジョン「iceco VISION 2030」を策定し、卸業界でのオンリーワンのポジション確立とフローズン業界ナンバーワンの収益力を目指しています。このビジョン達成に向け、2021年度を初年度とする第一次中期経営計画を立て、「人材育成と組織力向上」、「既存事業の収益力向上」、「新規事業の創出」を重点テーマに掲げています。

しかし、原材料価格や電気料金の高騰等の影響で、当初設定した利益目標の達成が困難と判断し、2023年度(2024年3月期)の数値目標を見直しています。経営環境の変化に対応し、企業価値の向上を目指すため、人材の採用・育成、組織力の強化、既存事業の収益力向上策、新規事業の創出、そしてコンプライアンス経営の推進・徹底に取り組んでいます。

フローズン事業では、関東から東海までの物流拠点の最適化やDXを用いた運転・配送業務の合理化、PB商品開発を進めています。また、フローズン専門店「FROZEN JOE'S」の運営を通じ、新たな成長エンジンを構築しています。スーパーマーケット事業では、「スーパー生鮮館TAIGA」を展開し、生鮮3品に注力することで差別化を図っています。

アイスコは、これらの戦略を基に、経営環境の変化に柔軟に対応し、持続的な成長と高い収益性を目指しています。