サイバートラスト【4498】 グロース(内国株式)

インターネットの信頼を支えるトラストサービス事業、認許証明、セキュリティ、Linux、IoSの技術を融合したサービスを提供。

サイバートラスト【4498】 グロース(内国株式)

インターネットの信頼を支えるトラストサービス事業、認許証明、セキュリティ、Linux、IoSの技術を融合したサービスを提供。

事業内容

サイバートラストは、トラストサービス事業を中心に展開している企業であり、その事業内容は大きく分けて認証・セキュリティ、Linux/OSS、IoTの3つのセグメントに分類されます。

認証・セキュリティ分野では、公開鍵基盤(PKI)技術を用いたサービスを提供しています。これには、Webサイトの運営組織が実在することを証明するEV SSL/TLS証明書、信頼できるデバイスであることを証明するデバイス証明書管理サービス、本人確認サービスや電子署名用証明書、リモート署名サービスなどが含まれます。

Linux/OSS分野では、ベンダーフリーでオープンスタンダードな技術と長期サポートを提供しています。Linux OS「MIRACLE LINUX」をはじめとするエンタープライズ向けサービスを提供し、ITインフラが正しく動作することを支援しています。

IoT分野では、組込みLinuxと電子認証の技術を融合し、IoT機器の脆弱性の低減や脅威への対策、更新ソフトウェアを安全に配信できる仕組みなど、IoT機器のライフサイクルを通して安心・安全に利用できる仕組みを提供しています。

サイバートラストは、これらのサービスを通じて、デジタル社会の信頼性を高めることに貢献しています。サービス提供には、ライセンス、プロフェッショナルサービス、リカーリングサービスの3つの分類があり、自社製品の提供、製品のカスタマイズや導入支援、セキュリティコンサルティング、電子証明書サービスや自社製品のサポートサービスなどを提供しています。

経営方針

サイバートラストは、デジタル社会の安全と信頼性を高めることを目的として、幅広いトラストサービスを提供しています。同社は、「信頼とともに」という経営理念の下、「安心・安全なデジタル社会の実現」を社会における存在意義として掲げています。この目的を達成するため、サイバートラストは2023年3月期から2025年3月期までの中期経営計画「BizX20/40」を推進しています。この計画では、思考、人材、組織、ビジネスプロセスの抜本的な改革を通じて、新規市場の立ち上げとフォーカス、グローバル展開を図り、飛躍的な成長を目指しています。

経営指標としては、2022年3月期から2025年3月期までの年平均成長率を売上高20%、営業利益32~40%と設定しており、2025年3月期には売上高100億円、営業利益20億円以上を目標としています。成長戦略の重要なテーマとして、組織と人材育成、新規市場の立ち上げとフォーカス、将来に向けた研究開発、グローバル展開、システム安定稼働と品質確保の5点を挙げ、これらのテーマに積極的に取り組んでいます。

特に、新規市場の需要に適合した競争力あるサービスの提供、オープンソースソフトウェアのグローバルな開発コミュニティとの連携強化、耐量子計算機暗号やブロックチェーンなどの先行技術に関する研究開発の強化、国際安全基準に準拠する体制の整備など、サイバートラストはデジタル化とDX推進の重要な役割を担うサービスの提供に注力しています。これらの取り組みを通じて、サイバートラストはデジタル社会の安全と信頼性を支えるリーディングカンパニーとしての地位を確固たるものにしていく方針です。