事業内容
Unipos株式会社は、HRテック領域に特化したウェブサービスを提供する企業です。同社は「インターネット関連事業」を単一の事業セグメントとしており、主要なサービスとして「Unipos」を展開しています。「Unipos」は、従業員同士が日常の感謝や賞賛をポイント(ピアボーナス)と共に送り合うことができるサービスです。このサービスは、従業員のモチベーション向上や部署間連携の強化、企業文化の浸透を目的としています。また、従業員はピアボーナスを給与や賞与に換えることができ、さらには選んだNPOやNGOへの寄付にも使用できるという特徴があります。これにより、従業員の相互評価が透明化され、公正性が担保されるとともに、社会貢献活動への参加も促されます。Unipos株式会社は、顧客企業からの月額利用料を収益源としており、2021年10月にはUnipos事業を中心事業と位置づけ、社名もUnipos株式会社へと変更しています。このように、同社は従業員間のコミュニケーション促進と企業文化の向上を支援するサービスを通じて、新しい働き方の実現に貢献しています。
特集記事
経営方針
Unipos株式会社は、HRテック分野において革新的なサービスを提供する企業として、その成長戦略を着実に推進しています。同社は、従業員間の感謝の言葉とピアボーナスをWeb上で送り合える「Unipos」というサービスを通じて、組織内のモチベーション向上や信頼関係の醸成、異なるチーム間の連携強化を図っています。このサービスは、組織風土の改革を促し、心理的安全性の高いチームづくりを支援することで、企業の生産性向上に貢献しています。
中期経営計画において、Unipos株式会社はHRテック市場の成長率を上回る売上成長を目指し、風土改革プラットフォームとしての地位を確立することを目標に掲げています。また、コスト構造の改善と早期の黒字化を目指しており、経営資源をUnipos事業に集中させることで、事業のさらなる成長を図っています。
経営戦略としては、Uniposが対象とするHR Techクラウド市場の拡大を背景に、メーカーや金融業など多様な業種への導入を進め、事業の成長を加速させています。さらに、日本政府の「新しい資本主義」のグランドデザインにおける人的資本への投資の推進や、上場企業における人的資本等の非財務情報の開示義務化など、社会的要請の高まりを受け、組織の風土改革に関する投資が顧客から注目を集めています。
Unipos株式会社は、従業員数500人以上の大企業をターゲットに、人的資本への投資の予算配分の高まりを見込み、経営資源を集中的に投下しています。これにより、大企業のシェア拡大を目指し、事業成長と生産性改善の両立を実現する方針です。また、技術力の強化や情報セキュリティ体制の継続的な強化にも注力し、競争力の源泉としての技術開発力を磨き続けています。
このように、Unipos株式会社は、革新的なサービス提供を通じて、組織風土の改革と生産性向上に貢献し、HRテック市場におけるリーダーとしての地位を確立するための戦略を推進しています。