ノンプロ向けが牽引
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ペンタブレット市場をリードする「ワコム」が1月29日、2020年4〜12月期決算を発表した。
- 売上高は前年比20%増の852億円
- 営業利益は同じく124%増の127.7億円
- 通期予想は売上1,060億円(前年比20%増)、営業利益130億円(同134%増)
連結売上や営業利益などが過去最高を記録。プロ向けディスプレイ製品の販売にはコロナ影響があったが、オンライン教育などでの需要が牽引する。
ペンタブレット製品の中低価格帯モデルやディスプレイ製品のエントリーモデル新製品の販売が好調で、ブランド製品売上が445億円、セグメント利益84億円へと拡大した。そのうち220億円がペンタブ、182億円がディスプレイ製品である。
タッチパネル部品などを外販するテクノロジーソリューション事業も堅調で、売上407億円、セグメント利益79億円を記録。
足元の好調を受け、通期業績予想を上方修正。売上と営業利益それぞれ70億円、40億円ずつの増額となる。