SBIグループ入りを果たしたフラット35大手「ARUHI」にみる住宅ローン市場の今
開示資料より作成
「フラット35」取扱最大手であるARUHIの業績が低迷している。
2021年3月期の営業収益は268億円、税引前利益77億円にのぼったが、その後は二年連続で減収減益。今期(2024年3月期)の会社予想もそれぞれ210億円、30億円と逆風が続いている。
背景にあるのは、住宅ローン市況をめぐるシンプルだが重要な変化だ。昨年からはSBIグループからの株式公開買い付けを受けて子会社化されたが、今なお上場企業として経営を続ける。
今回の記事では「フラット35」取扱大手であるARUHIの状況を元に、住宅ローン市況の変化と今後の展望について紐解く。