クレカキャッシュバックの祖「Discover Financial」最後発ながら主要ブランドの座を確保した独自戦略とは?
開示資料より作成
米国の消費者向けローン周りで、ぜひチェックしたい企業がもう一つある。それが、先日紹介したレンディングクラブやSoFiよりも長い歴史を持つディスカバーフィナンシャルサービスだ。
日本での知名度は低いが、ディスカバーカードといえば米国の代表的なクレジットカードブランドの一つ。そんなの知らないという人でも、同社のブランドマークは目にしたことがあるかもしれない。
それもそのはず、日本にもディスカバーカードを使える場所はあるのだ。
JCBとの提携により、JCB加盟店なら使えることも多い。中国の銀聯とも似たような契約をしている。クレジットカードの草分け的存在であるダイナースクラブを過去に買収したため、ダイナース対応店舗でも使える。
ディスカバーの立ち位置は、VisaやMastercard、アメックスと大きく異なる。彼らはどんな戦略で、現代に至るまで存続してきたのか。今回の記事では、そんなディスカバーフィナンシャルについて紹介する。