2021年04月28日 07:00
三部門が牽引
Shutterstock

Googleの親会社「Alphabet」が2021年1〜3月期決算を発表。1年前のコロナ禍から、今回は大幅な反動増となった。

売上高は前年比34%増の553億ドル。営業利益は同じく106%増の164億ドルだった。営業利益率は30%と、前年同期の19%から大きく上昇した。

主力の検索広告(Google Search & other)は前年比30%増の319億ドル。ネットワーク広告は同じく30%増の68億ドルを売り上げた。

Alphabet

成長著しいのがYouTube広告、「Google other」、Google Cloudの三部門だ。それぞれ増収率は前年比45%を上回り、グループ全体の成長を牽引している。

「Google other」にはGoogle Playでのアプリ課金のほか、ハードウェア販売やYouTube Premiumなどの課金サービスもある。

Google Cloudの営業赤字額は9.7億ドルと、前年同期の17.3億ドルから縮小。ここにはGCPのほか、GmailやGoogle Driveなどを含んだ「Workspace」事業が含まれる。

好決算に加えて、500億ドルの自社株買いも決定。株価は時間外で5%近く高騰している。