ウォルマートと楽天、対アマゾンに本腰?
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楽天と米投資ファンドのKKRが、大手スーパーマーケットの西友に共同で出資することが明らかになった。
西友は1963年に設立され、2002年より米ウォルマートと提携。2008年には完全子会社化されて上場廃止した。
それから10年が経過した2018年には「西友売却」という噂も飛び出した。それから2年が経過した今、西友事業から撤退することを決めた。
米ウォルマートは、KKRが過半数を握り、楽天は新たに設立される子会社で少数を取得すると発表。彼らも15%の持分を維持し、西友のDXに取り組んでいくという。
- 西友の事業価値は1,725億円とされた
- KKRは65%の持分を獲得、楽天は20%
- 楽天は小売業のDXに特化した子会社を設立
デジタルチャネルに積極投資へ
- アプリを通じたショッピングや決済、デリバリーに投資
- キャッシュレス決済の新たな選択肢を提供
- オンライン・オフライン両面のサービスを改善
KKRは日本市場における深い知見を提供するという。楽天とウォルマートは2018年時点で提携していた。
ウォルマートは西友獲得によって日本に進出したが、苦戦が続いていたという。共通の敵であるアマゾンと戦う上でも、両者が手を組むのは必然的なのかもしれない。
ちなみにアマゾンは、日本のスーパー「ライフ」と組んでいる。