2021年04月24日 08:00
冬は終わった?
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民泊プラットフォームAirbnb創業者CEOのブライアン・チェスキーはCNBCのインタビューで「冬は終わった」とコメント。事業の復調について、力強い見通しを示した。

ご承知の通り、今から約1年前に観光業界はかつてない逆風に直面。わずか8週間で需要は8割も落ち込んだ。

Airbnb

今、Airbnbは大きく復調している。顕著なのが「ワクチンを受けた人は、再び旅行に行く」という傾向だという。60歳を超えた年齢層の高い人も、夏の行楽シーズンに向けて旅行先を探している。

成長の内訳が変わってきたことにも言及する。Airbnbといえば都会の良物件に泊まれることが強みだったが、足元の成長は郊外地域から。国立公園のような地域でも、利用が広がっているという。

チェスキーは「都市活動が戻っても、以前のように都市に戻るわけではない」「あらゆる地域に観光先が分散していく」と自論を展開した。

懸念されるのは宿泊先の供給不足だ。「かつてないリバウンド」に向け、社内ではホスト獲得に奔走。「Made Possible by Hosts」キャンペーンは、ゲストだけでなくホストを惹きつける内容になっているとアピールした。