2021年03月17日 07:00
元気の理由
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北陸を中心にドラッグストアを展開するGenky DrugStoresが好調だ。医薬品や化粧品にとどまらず、生鮮食品の品揃えを強化する戦略がコロナ禍で奏功している。

既存店売上高は同業を上回って推移する。2月度も前年比10.5%増と、ウエルシアホールディングス(HD、7.8%減)やツルハHD(4.6%減)に差をつけた。

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生鮮食品を取り扱い始めたのは2017年。看板に書いていた「DISCOUNT DRUG」の文字を 「FOOD&DRUG」変更、ブランドイメージも一新した。

2020年6月期の食品の売上高構成比は62.2%。食品比率が高いとされるコスモス薬品(57.4%)をさらに上回る。

コロナ禍で買い物時間を極力減らしたい顧客が増え、医薬品から生鮮食品までがワンストップで揃うGenkyの人気が高まっている。

2019年には岐阜県のドライ・チルド・プロセスセンターが稼働開始。今後は愛知県にも新工場を建設する。生鮮食品の保存や加工を内製化し、コストを抑えながら食品分野を強化していく方針。