大麻企業「Tilray」決算:非合法市場に押され鈍化、今後は生き残り優先へ
大物ベンチャー投資家ピーター・ティールも支援した「大麻」カンパニーとして話題になった「Tilray」が分岐点に立っています。
2019年の売上は1.67億ドルで、前年比3.9倍。ものすごい高成長ですが、一方で営業損失は△3.0億ドルと、それを上回りました。
中でも、2019年4Qの営業損失が△2.2億ドルと大きく、株価は大幅に下落。2月21日からの10日あまりで時価総額の3割以上を失っています。
成長が期待される大麻カンパニーとして注目されたTilrayがどんな状況にあるのか。そもそも、大麻産業がどこに向かっているのか、決算資料からポイントを拾ってみたいと思います。
一口に「大麻」といっても、その用法や形態はいくつかあります。Tilrayの売上構成をみると、大きく次のように分かれています。