建築物の構造解析が祖業、米国産クラウドサービスの国内向け代理販売でも成長する構造計画研究所HD
今回取り上げるのは、構造計画研究所ホールディングスという東証スタンダード企業だ。
ルーツは1956年に服部正が東工大建築学科からスピンオフして創業した「構造設計」専業の設計事務所にある。創業当時は熊本城をはじめ、九州各地で数多くの城郭再建プロジェクトに携わった。
一方で現在は、米国のメール配信クラウドサービス『Twilio SendGrid』を日本向けに販売する側面も持つ。その他にも複数のクラウドサービスを手がけ、近年の成長を牽引。会社全体の利益率も上昇基調だ。
今年初めには純粋持株会社体制に移行し、ホールディングス制となった。執筆時点における予想PERは11.1倍。ユニークな事業を展開する構造計画研究所ホールディングスとは一体どのような会社なのか、本記事で紹介する。