自社パネル100万人超!老舗マーケティングリサーチの「アスマーク」が新規上場へ
マーケティング・リサーチ会社のアスマークが10月30日、東証スタンダード市場への新規上場を承認された。上場日は12月4日を予定している。
アスマークはインターネットを活用したマーケティング・リサーチの会社として老舗だ。創業者の町田正一氏(1967年生)氏はアパレルの専門学校を卒業後、アパレルメーカーに就職した経歴の持ち主。
バブル崩壊などを機にIT業界の営業職に身を転じ、起業するならインターネットの方が適していると認識。こうして1998年にアンケートサイト『D style web』の運営を始めた。
2001年に(有)マーシュとして法人化したのち、2004年には株式会社化。オンライン・リサーチサービスを開始し、「マーケティング・リサーチ」を軸とした事業の展開を進めた。
2022年1月にはTOKYO PRO Marketに株式を上場。2022年11月期の売上高は39億円に迫った。今回の記事では、新たにスタンダード市場へ上場するアスマークの事業を紐解き、マーケティング・リサーチ市場の現在を概観する。
アスマークによれば、マーケティング・リサーチとは「企業や公共機関が、消費者が本当に望むもの、本当に魅力を感じるものを作るための情報を科学的に集め、分析し、商品計画などに反映させる」手法である。
一般に市場調査は、大きく二つの形態に分かれる。