今やデジタル銀行!高い評価を保つ「SoFi」の現在をLendingClubと比較
昨日扱った「レンディングクラブ」に関連する企業として、今回は「SoFi(SoFi Technologies)」を取り上げたい。「Social Finance」を社名の由来とし、かつてソフトバンクも出資したフィンテック企業だ。
その来歴には、レンディングクラブと共通するものがある。ソーシャルレンディングにはじまり、後に銀行ライセンスを獲得。大きく異なるのは、若手優秀層をターゲットとしたデジタル銀行として市場から高い評価を得ていることだ。
2021年にSPAC上場を果たしたSoFiは、同年末以降はその株価を下げた。しかし、2022年後半以降は底堅い推移となり、時価総額は今なお51億ドル。2021年に株価を急騰させ、翌年にほぼ元通りになったレンディングクラブとはえらい違いである。
ストレイナーでも2021年1月、SoFiについて扱ったことがあった。当時の成長ストーリーは、「高所得が見込まれるが、まだ若い人たち」をターゲットに多様な金融サービスを提供すること。
それから一年後、SoFiは国法銀行(National Bank)としての認証を得た。今回の記事では、デジタル銀行として依然高い評価を保つSoFiの現在について、レンディングクラブと比べつつ特集する。