培った顧客基盤を武器に 家事代行サービス運営・CaSyの次なる成長戦略に迫る
CaSy

かつては手が届きにくかった家事代行サービスが、最近では若い世代で急速に利用されるようになっている。

コロナ禍で自宅で仕事をすることが増え、自宅の環境に目が向くようになったという社会的な背景に加え、スマホ一つで訪問してもらえる家事代行サービスが増えたことも大きな要因だ。

2022年2月に東証マザーズ(現東証グロース)に上場したCaSyは、家事代行業者では日本で初めて上場したベンチャー企業だ。会計士だった代表取締役CEOの加茂雄一氏が家事代行の世界にテクノロジーを取り入れ、オンライン完結型のマッチングプラットフォームを構築。業界最安値の水準を提示して成長してきた。

ただ、今後狙うのは家事代行の分野のシェア拡大だけではない。「暮らしのプラットフォーム」として、サービスを増やし、面を拡大していく方針なのだという。いったいどのように攻めていくのか。加茂氏にこれまでのCaSyの歩みと、成長戦略を聞いた。

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