【Tesla】2023年インベスターデイ:再エネによる「地球全体の電動化」は達成可能か?
テスラ

電気自動車メーカーのテスラ(Tesla)が3月1日、インベスターデイを開催。投資家に向けたコミュニケーションの場を用意した。

冒頭、壇上に立ったザッカリー・カークホーンCFOは参加者に感謝の意を述べ、今回の主旨をこう説明した。「今日は会社の未来について話したい。この四半期とか、次の四半期の話はしたくない。もっと先の未来に入り込んでいきたい」

イベントは大きく三つのパートから構成。一つ目はマクロな話で、地球全体を再生可能エネルギーで支えるための壮大な道筋を話した。二つ目は、テスラの各チームがどう動いているかという具体論だ。そして最後に、それらが同社にとってどんな意味を持つかをプレゼンした。

質疑応答を合わせると三時間半にものぼるイベントだが、多くの人が知る価値があるのは一つ目のパートだ。そこで今回は、イーロン・マスクらが語ったマクロな展望をまとめる。それはテスラ一社にとどまらない、地球全体の未来に関する提案とも取れるものだった。

今のエネルギー経済は「汚くて無駄ばかり」

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