言語AIで認知症診断支援も ライフサイエンスに賭けるFRONTEOの目算
FRONTEO

データ解析のFRONTEOが25日、同社の医学論文探索AI「Amanogawa」が科研製薬で導入されたことを発表した。  

AmanogawaはFRONTEOのAIエンジン「Concept Encorder」を搭載した論文探索AIシステムだ。PubMedに掲載されている3,000万報以上の論文データの中から、関連する論文を瞬時に検出するという。  

FRONTEOは創業時はリーガルテックの分野で成長してきた。同社は今月20日に、2022年3月期本決算の発表とともに、事業計画を開示した。  

本業であったリーガルテックAIの従来案件(非IT)を削減し、すべてAI型に置き換えると明言。その売上は減少するものの、AI案件を増やすことで利益率は上がることになる。 さらにそこで攻め込んだのがサイエンスAI分野だ。

2025年に売上高300億円を目指すFRONTEOは、なぜこの手を打ち、どんな将来像を描いているのか。事業計画から読み解いてみよう。  

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