「限界費用ゼロ」の勝算 金融機関DXに挑むFinatext HDの知られざる強み
「金融を”サービス“として再発明する」をミッションに、“金融ENABLER”を標榜するFinatextホールディングス(以下、Finatext)。次世代クラウド基幹システム「金融インフラストラクチャ」を提供し、既存金融機関のDXを手掛ける。
同社は2021年12月22日に東証マザーズに上場。初値は990円と公募売り出し価格の1290円を下回り、創業者であり、代表取締役社長CEOの林良太氏は「厳しい評価を受けた」と記者会見で話した。
しかし金融機関において、SaaS型の基幹システムのプロダクトは、日本のベンチャーではFinatextしかプレイヤーがいない。今後の成長プランをどのように思い描いているのか。林氏に話を聞いた。