デジタル重視のサラダ専門チェーン「Sweetgreen」がNYSE上場へ
サラダ専門チェーンを運営する「Sweetgreen」が11月18日、ニューヨーク証券取引所への上場を果たした。
株価は公開価格を4割ほど上回る水準にあり、足元の時価総額は40億ドルを超える。今年5月、テニスプレーヤーの大坂なおみ選手が出資したことでも注目を浴びた企業だ。
その特徴は、デジタルチャネルでの販売を主軸としている点だ。デジタル経由の売上比率は年々高まり、パンデミックの影響も受けた2020年度には全体の75%を占めるまでに拡大した。
Z/ミレニアル世代を中心とする健康志向の高まりを捉え、「サラダ」だけで上場まで漕ぎつけたSweetgreenとはどのような企業なのだろうか。開示された財務データをもとに、その事業内容や戦略を整理していこう。