手芸版Peloton!コネクテッド切断機「Cricut」の事業モデル
Cricut

今回ご紹介するのは「Cricut(クリカット)」という企業だ。

手芸品を制作できる自動切断マシンの販売と、製品デザインやフォントをダウンロードできる定期課金サービスを手がける。いわば、手芸品版の「Peloton」ともいえるモデルだ

今年3月にNASDAQへ上場。株価は上昇傾向が続き、上場時からは2.4倍の水準だ。足元の時価総額は95億ドルに迫っている。

コロナ禍により自宅で過ごす時間が伸びる中、DIYを始める人が増えた。ハンドメイド商品をオンラインショップに出品し、稼ぎを得る人も珍しくなくなった。

クラフトブームが加速する中、順調に業績を拡大するのが「Cricut」だ。その事業モデルとは一体どのようなものなのか。上場時の目論見書や直近の決算報告を軸に整理していこう。

現CEOは「Logitech」出身

Cricutの創業は1962年だが、現在のビジネスモデルが出来上がったのはここ十数年のこと。率いたのは、現在CEOを務めるアシシュ・アローラ(Ashish Arora)だ。

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