逆風下でも成長続くペットEC「Chewy」ヘルスケア領域で進む数々の施策とは
ペット用品のオンライン販売を手がける米「Chewy」が右肩上がりの成長を続けている。直近で発表された決算は、人手不足や在庫切れが発生する中でも市場予想を上回った。
売上高は前年比32%増の21.4億ドル。営業利益は3912万ドル(前年は4749万ドルの赤字)となり、2四半期連続で黒字を確保した。
ペットフードという継続性の高い商材を武器に、Chewyは安定した事業拡大を遂げてきた。足元では医薬品販売や獣医への相談サービスの展開を進め、ヘルスケア領域でも存在感を高めている。
具体的にどのような取り組みが進んでいるのだろうか。直近の決算カンファレンスコールを軸にまとめていきたい。
「2018年、我々が売っていたのはペットフードとおやつがほとんどだった。そこからわずか3年だが、今や多様な顧客体験を提供できている」。スミット・シンCEOは決算コールでこう強調した。