クリスピー・クリームが2度目の上場!転落から再成長までの軌跡
Krispy Kreme

「クリスピー・クリーム・ドーナツ」を運営する米クリスピー・クリーム(Krispy Kreme)が近くナスダックに再上場する。

2006年には日本にも進出、新宿や渋谷、池袋などで50店舗を展開している。砂糖でコーティングした艶のあるドーナツ「オリジナル・グレーズド」を武器に、多くのファンを抱える人気チェーンだ。

今では想像しづらいが、2000年代の初めには深刻な業績不振に陥った。会計不正疑惑、不採算店の続出など数々の困難を経て、2016年に欧州のコングロマリットへ身売りした経緯がある。

約5年の時を経て、再び公開企業となることになったクリスピー・クリーム。その波瀾万丈な歴史を振り返った上で、再成長に向けた戦略を確認していこう。

フランス人シェフからレシピを買い取る

クリスピー・クリームの始まりは1930年代。創業者のバーノン・ルドルフは当時、高校を卒業したばかりの弱冠18歳だった。

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