北欧のヴィーガン向け乳製品「Oatly」が上場!アメリカ・中国でも急成長
Oatly Group

ヴィーガン向け乳製品の製造・販売を手がける「Oatly Group」がナスダックに上場した。上場初日に株価は公開価格から30%上昇し、時価総額は130億ドル(≒1.4兆円)にのぼった。

日本の乳製品関連メーカー大手の明治ホールディングス(1兆円)、森永乳業(2850億円)、雪印メグミルク(1510億円)を足して、ようやく匹敵する大きさだ。世界で約6万店の小売店と約3.2万店のカフェがOatly製品を取り扱う

株主構成もユニークだ。ブラックストーンなどPEファンドのほか、女優のナタリー・ポートマンやラッパーのJay-Z、テレビ番組の司会者オプラ・ウィンフリーなどが並ぶ。

近年の健康・環境意識の高まりを受け、注目が集まる代替ミルク市場。その先駆者ともいえるのがOatlyだ。上場時の目論見書などをもとに、創業ストーリーやビジネスの特徴、海外戦略について確認していこう。

大学の研究プロジェクトが発祥

Oatlyの始まりは、1990年代まで遡る。元はスウェーデンの名門、ルンド大学の研究プロジェクトの1つだった。

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