コロナでGMV3.2倍:レストラン向けSaaS「Olo」が新規上場
レストラン向けのオンライン注文プラットフォームを手がける「Olo」が、ニューヨーク証券取引所に上場した。
コロナ禍で大打撃を受ける外食企業がこぞってデリバリー対応を進めるなか、業績を伸ばしている。
四半期の業績推移を見ると、コロナの感染拡大が本格化した2Q以降、売上高が大きく伸びていることがわかる。10〜12月期の売上高は前年比2.2倍の3054万ドルとなった。
ネット注文の受付を可能にするだけにとどまらず、複数の宅配業者からの注文を一括管理するソリューションなども提供。既存顧客によるアップセルも順調だ。
初代iPhoneが発売される前から、いずれモバイルシフトが訪れると信じて事業を展開してきたOlo。その創業ストーリーやビジネスモデルを整理していきたい。
Oloは2005年に設立された。創業者は現在までCEOを務めるノア・グラス。(Twitterの共同創業者ノア・グラスと同姓同名だが、別人)
彼のフードサービス業界での経験が始まったのは、今から20年以上も前の話。