クラウド会計「freee」4Q20:有料課金ユーザーの獲得好調で上振れ着地
クラウド会計ソフトを展開する「フリー」が8月12日に発表した2019年7月〜2020年6月期決算は最終損益が29億7,299万円の赤字だった。
2020年4月〜6月期の売上高は20.1億円(前年比43.3%増)、営業損失は7.0億円の赤字(前年は6.7億円の赤字)だった。損失額は依然として大きいものの、売上は右肩上がりの拡大が続いている。
業績予想と実績を比較すると、売上、損益ともに計画比1億9,500万円増の上振れで着地した。個人事業主や従業員19名以下の中小企業向けを中心とした顧客獲得が事業拡大を牽引している。
SaaS企業であるフリーにおいて、まず確認するべき指標は「有料課金ユーザー企業」数だ。当たり前のことだが、料金を支払う顧客数の拡大が売上増に直結する。