LOHACOの進捗やいかに?ヤフーとの対立で揺れた「アスクル」2Q決算まとめ
法人向けネット通販サイトなどを手がける「アスクル」が12月17日、2Q決算を発表しました。
上半期累計の売上高は1,996億円で+4.3%の増収、一方で営業利益は34.7億円で3.3倍もの拡大です。
アスクルといえば、今年の夏に親会社ヤフーと経営体制をめぐる対立が起こったのも記憶に新しいところ。
創業社長だった岩田彰一郎氏は日用品通販サイト「LOHACO(ロハコ)」の経営不振に対する責任を追求され、LOHACO事業を譲渡するよう要請されたと言います。岩田氏側はこれを拒否し、それに対してヤフー側が「岩田氏の社長退陣」を要求。8月には岩田氏の社長退任が決まり、新社長として吉岡 晃COOが昇格。
これによって一旦は決着したように見えるアスクル。一番の問題は、「LOHACO」事業が順調とは言い難いこと。
今期の利益額は大きく回復していますが、アスクルはどのような方針を打ち出しているのでしょうか。決算資料の内容を整理してみましょう。