世界では"家事の自動化"への動きが強くなっていることをご存知でしょうか。
今回はルンバでお馴染みの「iRobot」(ティッカーシンボル:IRBT)について取り上げたいと思います。
iRobotは1990年にマサチューセッツ工科大学の3名により創業。そのうちの一人コリン・M・アングル氏が現在のCEOを務めています。2002年のルンバ発売から売上が好調で、2005年にはNASDAQ市場へ株式を上場しています。
「ルンバ」は広く名が知れていますが、元々は異なるロボットの開発・デザインを行なっていました。1990年には初代のロボット「Genghis」が開発され、8bitのみで6足歩行を行うことが有名となりました。
その後は月の探査機の制作を目標に。このアイディアは実現には至らなかったもののNASAの依頼で1997年に開発された火星探査機「Sojourner」のデザインを行っています。
そして2002年に「ルンバ」が誕生するのですが、そこにはユニークな背景がありました。
1990年代に"たまごっち"が大流行。当時その流行を目の当たりにした経営陣はロボットのおもちゃペットに需要があるのではと玩具メーカーHasbroと提携し、おもちゃロボ「My real Baby」を発売。
そのアイディアに顧客から「掃除のロボットはないか?」という依頼が加わり、ロボットの赤ちゃんのような掃除ロボ「ルンバ」の制作に至りました。2002年の発売直後からヒットが継続し、2003年から現在まで黒字を計上しています。
売上高では直近2年でプラス65%と大きく増収。2018年には10.9億ドルを計上しています。
この売上増加の背景にはiRobotのどのような事業内容があるのでしょうか。
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