格安住宅メーカー「タマホーム」2Q決算:住宅事業が6年ぶりの黒字に
有名住宅メーカーの「タマホーム」が好調です。
上半期(2Q累計)の売上高は992億6,300万円(前年比+19.8%)、営業利益は41億1,300万円(同+36.6%)となりました。
タマホームはバブル崩壊後の1998年、福岡県で設立(筑後興産から分離独立)した、いわば新興の住宅メーカー。デフレ経済がまさに本格化するタイミングです。
「良いものを安く」というコンセプトは、衣(ユニクロなど)と食の分野では既に進んでいましたが、住領域では着手されていませんでした。そこに目をつけて従来の「半分」の価格を実現、創業9年で売上1,000億円を突破。
新興メーカーとはいっても、創業から20年を超えるタマホーム。ここ3年は業績、利益率ともに拡大を続けています。人口減の日本でどうやって成長を実現しているのでしょうか。
タマホームの事業は、大きく3つに分けられます。住宅建築やリフォームを行う「住宅事業」、戸建分譲やサブリースを行う「不動産事業」、それから金融やエネルギー関連などの「その他事業」です。
このうち、割合として大きいのは住宅事業に含まれる「注文住宅」と「戸建分譲」の2つ。