中国武漢で「新型肺炎」が流行:SARSやMERSはどのように拡散したのか?

2020年になって早々、中国武漢市で巻き起こった「新型肺炎」。

中国政府が20日、「断固 感染拡大抑える」と決意を表明したにも関わらず、患者数の拡大はどんどん加速しています。

日本でも6例の感染が確認され、にわかに危機感を高めているのが現状。株式市場も世界的に大幅な下落(と一部銘柄の高騰)となりました。

緊急事態において、まず参考にするべきは過去の事例だと思います。(テーマがテーマだけに、単純な類推は危険ですが)

そこで今回は、直近の類似事例ともいえる「SARS」や「MERS」が、世界でどのように広がり、その後落ち着いたかについて、改めて整理してみたいと思います。

SARS:8ヶ月で8,096人が発症

まずは2002年から2003年まで、中国南部を中心に起こった「SARS」です。

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