倉庫火災を乗り越え個人向けECが成長!独自商品で利益改善にシフトする「アスクル」2019年5月期2Q
アスクル

オフィス用品のECなどを運営している「アスクル」(証券コード:2678)の決算が発表されました。

決算説明資料

四半期売上は975億円(+7.5%)、営業利益11億円(-1.2%)


今四半期の売上は975億円と前年同期から7.5%の増加です。

営業利益は前年からやや減少した11億円です。

アスクルには企業向けに物流サービスを提供している「ロジスティクス事業」と「eコマース事業」があり、eコマース事業の売上が着々と増加していることがわかります。

事業所向けサービスの売上は792億円(+3.9%)、多業種に向けたロングテール商品の売上が27%増加と成長に貢献

eコマース事業では事業所向けに事務用品等を扱っている「ASKUL」のほか、個人向け食品や日用品を扱う「LOHACO」などのサービスを展開しています。

基盤事業である事業所向け(B2B)の売上は増加傾向にあり着実な成長が続いています。

事業所向けではクリアファイルやトイレットペーパーなどよく購入される商品(ヘッド商品)以外にも、耐火金庫や電動ドライバーなどさまざまな業種に向けた商品(ロングテール商品)の品揃えも強化しています。

2018年11月時点で品揃えは600万アイテムを超えており、ロングテール商品の売上構成比は少しずつ拡大しています。

ロングテール商品の売上は2018年度上半期から27%も増加と大きく増収していることがわかります。

またネット広告強化により、上半期のネット広告経由の売上高は前年度の2倍以上となっています。

アスクルの事業所向けサービスでは広告強化と品揃えの拡充により新規顧客の増加や購入商品の領域が拡大したことが成長に繋がっていることがわかります。

倉庫火災で減少していた個人向けサービスの売上は167億円まで増加。独自デザインの商品が売上を伸ばす

事業所向けサービスだけでなく、個人向けサービスも売上が増加しています。

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