3Dプリンター出力サービスのパイオニア!医療分野拡大で急成長を遂げる「JMC」
普段の生活ではまだまだ馴染みの薄い3Dプリンタですが、製造業においては急速な普及が進んでいます。
(公式HP)
3Dプリンタ業界の中でも注目したいのが、急速な成長を遂げている「JMC」(証券コード: 5704)です。
JMCで現在社長を務める渡邊大知氏は、38歳という年齢もさることながら、プロボクサー出身という異色の経歴を持っています。
高校卒業後、ファイティング原田氏のジムに入って19歳でプロデビュー。
「3連敗したら辞める」と宣言していた渡邊氏は24歳でボクシングの世界に別れを告げ、1999年に父が経営するJMCへ入社します。
(参照)
当時のJMCはモデル作製の受託製造を行なっていたものの、売上のほとんどは保険事業で賄っていました。
そこで渡邊氏は入社から間もなくして製造部門をスピンアウトし、光造形機を導入して3Dプリンター出力事業を開始。
手術シミュレーション用頭蓋骨モデルの作製受託からスタートしました。
2006年には金属モデル作製を行う「エス・ケー・イー」と合併し、鋳造事業へ参入。
工場などへの設備投資を重ねながら事業を拡大していき、2016年12月に東証マザーズへの上場を果たしました。
2017年らは産業用CTを用いたCTスキャンサービス(産業用CTを使用した測定代行サービス)や、CT機器の販売も開始しています。
JMCは業績を急速に伸ばしており、2017年の売上高は16.3億円。
2018年は9か月時点ですでに19.7億円まで達しています。
(2014年は決算期変更の影響で8か月決算)
まずは気になるJMCの3Dプリンター出力事業を詳しく見てみましょう。