企業の電話網をクラウド化!世界190か国以上のオフィスをつなぐ「UCaaS」を提供する「RingCentral」
今回は社内電話システムなどをクラウドで提供するSaaS企業「RingCentral」をピックアップします。
創業者のVlad Shmunis氏はウクライナ出身のエンジニア。
サンフランシスコ州立大学でコンピューターサイエンスの修士号を取得し、シリコンバレーで数々の企業を渡り歩きます。
1982年にビジネスコミュニケーションツールを提供する「Ring Zero Systems」を設立し、1992年にモトローラによって買収されました。
Shmunis氏はモトローラに6年ほど残ってRing Zero Systemsをリードした後、再び起業を決意。
1999年に「RingCentral」を創業します。
2013年にニューヨーク証券取引所へ上場し、これまでに35万以上のビジネスでRingCentralが利用されてきました。
RingCentralが提供する国際電話は世界190か国以上で使われています。
四半期業績の推移を見ていきましょう。
右肩上がりに業績を伸ばしており、2018年2Qは1.6億ドルを売り上げています。
対前年の売上成長率は30%以上を維持し続けており、直近1年はさらに成長が加速しています。
営業利益は出ていないものの、損失額は465万ドル程度でそれほど大きくありません。
社内電話システムといってもなかなかイメージが湧きづらいが、成長が加速するRingCentralは一体どのようなサービスを提供しているのでしょうか?
RingCentralは主力製品『RingCentral Office』など企業向けコミュニケーションサービスを提供しています。