来期売上110億円突破へ!投資続ける「マネーフォワード」通期決算
フィンテックサービスを多数手がける「マネーフォワード」が通期決算を発表しました。
売上高は71億5,600万円で、前年比+55.8%の増収。営業損失は△24億4,600万円と、前年から3倍に拡大しています。
マネーフォワードはストック収益が売上の大半を占めるSaaS企業であり、将来回収できる目論見で積極的にアクセルを踏んでいます。今期は、会社として初めてSaaS企業としての重要KPI(顧客継続率など)を公表しました。
その辺りも含め、具体的な内容について確認していきましょう。
マネーフォワードの事業部門は、ビジネス(法人向け)、ホーム(一般向け)、X、ファイナンス(金融サービス)の大きく4つに分けられています。
売上最大なのはビジネス部門で、41億6,600万円。前年比+55%もの高成長です。ホーム部門(個人向け)は16億7,100万円で+32%。
爆発的に伸びているのがファイナンス部門で、売上3.4億円、前年比5.4倍にも拡大しています。X部門とファイナンス部門、どちらも顧客は法人ですから、法人向けサービス全体として前年比+65%もの高成長となっていることになります。