セブン&アイ・ホールディングスの事業セグメントとそれぞれの業績

セブン&アイ・ホールディングスについて調べる。

2016年2月期の営業収益は6兆円、売上高4兆8921億円、経常利益は3502億円。

営業収益と売上高って違うんだな。

事業セグメントは「コンビニエンスストア事業」「スーパーストア事業」「百貨店事業」「フードサービス事業」「金融関連事業」「通信販売事業」「その他の事業」の7つからなる。以下はそれぞれの概要。


コンビニエンスストア事業

セブン・イレブンを世界各地52社で展開。

スーパーストア事業

イトーヨーカ堂やヨークマートなどを28社で展開。

百貨店事業

そごう・西部やロフト、池袋ショッピングパークなどを13社で展開。

フードサービス事業

セブン&アイ・フードシステムズで展開。

金融関連事業

セブン銀行、セブン・フィナンシャルサービス、セブン・カードサービスなど9社で展開。

通信販売事業

ニッセンなど22社で展開。

その他の事業

セブンネットショッピング、タワーレコード、ぴあ、バルスなど21社で展開。


連結従業員数は53993名で、そのうち24161名がコンビニエンスストア事業、17525名がスーパーストア事業、6208名が百貨店事業に務める。


セグメント別売上高

売上高4兆8921億円のうち、一番大きいのは意外にもイトーヨーカドーなどを展開するスーパーストア事業で、2兆円(41%)を売り上げている。続いてコンビニが1.7兆円(35%)、百貨店が8690億円(18%)。

コンビニ事業の売上内訳

有価証券報告書に面白いデータがあったのでこれも記載。

チェーン全店の売上4兆2910億円のうち、加工食品が1兆1156億円(26%)、ファスト・フードが1兆2787億円(30%)、日配食品が5793億円(13.5%)、非食品が1兆3173億円(30.7%)。

次に、米国7-Eleven, Inc.の方も。

チェーン全店売上2兆9504億円のうち、ガソリンが1兆2215億円を販売し41%を占める。その他、加工食品は6951億円(23.6%)、ファスト・フードは2619億円(8.9%)、日配食品は1104億円(3.7%)、非食品は6613億円(22.4%)。日本とは割合が全く違って面白い。ガソリン売ってるのか。

続いてイトーヨーカ堂。

売上高1兆2556億円のうち、食品が6016億円で48%を占める。続いてテナントが3146億円(25%)、衣料が1870億円(15%)、住居が1428億円(11.4%)。


最後に、セグメント別の利益を比較してみよう。

全体の営業利益は3523億円であるが、そのうち3041億円をコンビニ事業で稼いでいる。その次は金融関連事業で、497億円ほどの利益。