三つの巨大市場に切り込む「Uber」の成長戦略
配車やデリバリー、運送プラットフォームを手掛ける米国企業、ウーバー。前回記事では、なぜ同社が「単一事業に特化せず、複数プラットフォームを手がけているのか」を解説した。
つまるところ、理由は次の二つに集約される。一つは前回ご説明したように、複数事業を手がけていることで、ウーバーにしかない「優位性」を生み出すことができるから。
そしてもう一つが、配車サービス、デリバリー、運送プラットフォームという事業領域にはどれも巨大なポテンシャルがあり、市場として極めて魅力的だからだ。
魅力的な市場では競争も激しい。そんな中でウーバー経営陣が具体的にどのように戦い、グローバルで成長していこうとしているのか。今回は、より具体的な戦略的アクションを紐解く。