中国版Quoraこと『Zhihu』がNYSEに上場!そのビジネスモデルに迫る
中国版『Quora』として知られる「Zhihu(知乎)」が3月26日、ニューヨーク証券取引所に株式を上場した。
手がけるのは「Q&A」に特化したオンラインコミュニティだ。株主にはテンセント、バイドゥ、短尺動画の「Kuaishou(快手)」が名を連ね、「知識コンテンツ」の成長株として注目を集めてきた。
業績推移を見ると、その成長性がうかがえる。2020年10〜12月の売上高は5.2億元(≒87億円)。前年比で2倍を上回る伸びだ。営業損失も1.1億元(≒18億円)まで縮小した。
Zhihuは広告によるマネタイズを主軸としつつ、有料課金モデルも展開する。今回は、コミュニティの性質から収益の形まで、事業モデルを中心にチェックしていこう。
創業者は周源(Yuan Zhou)という人物。元々はソフトウェアエンジニアで、2008年に「Meta.cn」を創業した後に頓挫、2010年に改めて立ち上げたのがZhihuだ。