Netflix 1Q21決算:価格引き上げも解約率改善、2Q鈍化予想で株価急落へ
現地時間4月20日、動画配信サービスを手がける「Netflix」が2021年1〜3月期決算を発表。巣ごもりからの反動が懸念される中、増収増益を達成した。
中でも顕著なのが、収益性の向上だ。営業利益は19.6億ドルに倍増。営業利益率は27.4%にまで拡大、巨額のコンテンツ投資をへて高いマージンを実現するまでになった。
売上高は前回予想(71.3億ドル)を上回り、71.6億ドルでの着地。前年比21.5%の拡大だ。
一方で未達となったのが有料会員数だ。前回予想の2億966万人に対し、結果は2億764万人。予想を下回ったのが嫌気されてか、株価は時間外10%前後の急落となっている。
市場からの評価はどうあれ、Netflixの事業は堅調だ。世界的なプラットフォームとなった同社がどのような状況にあるか、決算インタビューの内容を軸に整理していこう。
経営陣によると、有料会員数の増加が予想に達しなかった背景には二つの理由がある。